グローバルセッションイメージ

2022/06/02

2022年4月23日(土)第350回グローバル・セッション・レポート

開催日:2022年4月23日(土)10:30~12:00
場所:ガレリア3階会議室
ゲストスピーカー:フェルナー真理子さん
コーディネーター:亀田博さん
参加者:名

 今回のタイトル:「異文化体験をしてみませんか?かめおかで」

セッション開始

亀田さん(コーディネーター):それでは自己紹介から始めましょう

Y・Hさん:ドイツ語を学ぶ者としてマックスさんと真理子さんと知り合いになりました。マックスさんの行動力に驚いています。刺激があります。

M・Fさん:Global Sessionの始まった最初から参加していると思います。1ヶ月に1回の この機会を楽しみにしています。仕事は映画関係を60年ほどやっています。定年退職後も子どもたちへの映画つくりなどをやっていて20年間ほどになります。真理子さんには、子どもさんを紹介していただいたりしましたね。最近の子はあまりはずかしがらないので驚きます。

E・Tさん:このGlobal Sessionに参加し始めて8年目になります。この間、真理子さんがテレビの「ヨーイドン」に出ておられてびっくりしました。今の仕事は島津製作所でエンジニアのような仕事をしています。

チャンさん:中国出身で、2007年に来日して今になっています。現在は亀岡の千代川小学校と亀岡 小学校で外国につながる子どもたちのサポーターをしています。2021年には、千代川小学校で英語の発表会があり、真理子さんにもお会いしました。その時、何十年も使わなかった英語を話さなければならず大変でした。でも、いっしょに仕事ができて、とても楽しかったです。その後、真理子さんの家にも行きました。このGlobal Sessionは、初めての参加です。

児嶋さん:このGlobal Sessionは、1999年から、以前の仕事場の亀岡交流活動センター時代から仙台の友人の横瀬さんから聞いて始めました。退職後はオフィス・コン・ジュントの主宰として続けていて、今回は350回目になります。最初はオクラホマ州立大学京都校が1990年に開設され、1996年に本校に移転しましたが、そこには、20年間ほど通ったことになります。

亀田さん:大津市在住で、ガイドの仕事をしていますが、コロナ禍のなか、1ヶ月に1回のGlobal Sessionに参加するのが楽しみで来ています。現在は、ヨーロッパでのロシアとの戦争中ですが、この間、真理子さんは、オーストリアに帰国され、そして「つい最近日本に戻ってこられたと聞き、驚いています。持って来た資料は、オーストリアの国歌のエーデルワイスとウイーン少年合唱団が歌う「ドラエモンの歌」です。コロナ禍でこの2年間は来ていませんが、彼らの歌を聞いてほしいので、あとで、お聞かせします。それとハプスブルグ家の600年間の王家の系統を書いてあります。現在のロシアとちがい、戦争に力を入れるのではなく、「結婚」でいろいろな国とつながりを持って来ました。マクシミリアン一世は、ダイアモンドの結婚指輪をはじめてベルギーのルクセンブルグ出身の結婚相手に送ったことで有名です。

真理子さん:ハプスブルグ家とは関わりはありませんが、勉強はしました。オーストリアに初めて行ってから42年になります。日本人でありながら、日本人でないような性格でわからないことがあるとすぐ口に出してしまいます。この国のやり方として、「自分で決めて自分でやっていく」方法は、自分に合っていたような気がします。夫のマックスは、日本に来て「日本の野菜を作りたい」と言ってやっていますが、なかなか育てるのは難しいようです。夫は今も勝手にいろいろやっているので、私は通訳をしているくらいです。千代川駅に近い所に家があり、いろいろな人が来ていいですよ。オーストリアでは家に招くことが多いです。招いても、「ビールがあるから勝手に取って」とか言ってあまりお世話をしているわけではないですが。亀岡とつながりを持ったのは、姉妹都市のクニッテフェルト市に代表団が来られた時に、私が通訳をしたことに始まりました。

 今日は、「異文化」を体験してもらおうと思っています。毎日ウクライナの話を聞いていますが、どれくらいの大きさの国か知っていますか?日本の1.6倍です。人口は日本の三分の一です。小麦粉の産地で今は小麦粉不足になり、パンの値段もあがっていますね。ウクライナ・ロシア・ベラルーシの3国にルーツをもつ人が95%で、あとは、その他です。日本ではニュースで聴くまで知らなかった人も多いと思いますが、つながっているヨーロッパの人は危機感があります。難民も20万人以上になり、オーストリアにも2万人以上が入っていると思います。駅の構内にベッドを置いたり、体育館のステージなどにもあります。赤十字が管理し、常にボランティアを募っています。個人の家でも宿泊を求めています。この間オーストリアに帰国したとき、自分の子どもたちも「部屋を貸そうよ」と言っていたのですが、言葉もわからないし、病院へいく時にもどうしていいかわからない状況なので、貸すのはやめて、赤十字を手伝い、食料の補給などをしようということに決めました。朝から夕方までだれも居ない家に預かる事よりはいいだろうと。

 日本には20人引き受けたとかいうニュースがありましたね。その後は日本語ができれば引き受けるとか。そんな人は大学生くらいで。それは、難民ではないですね。日本は島国で他の国のことをとらえにくいのでしょうか?画像でも事実かどうかわからないし。実際に外国に行ってみることが必要ですね。学習としても「遺跡から何かが出て来た」という仮定で、何がでたかを絵に描くという課題がありました。「表現力はそれぞれがちがう」ことを学ぶのが目的です。

 以前お話しした。メラビアンの法則では、ことばだけで得られる印象は少ない。35%だけであると。それ以外には、音を聞く。目で視る。経験をしていないから想像する。

ちょっと実験をしてほしいのですが、

*疲れて帰ってきました。その時、みなさんは、どのような声をかけますか?

「おかえりなさい」「おつかれさん」などいろいろありますね。声の調子はちがっても、国を越えたことばはあるはずですね。

*「いただきます」 日本

「お食べください」ドイツ・オーストリア

このように、①文化を超えることばがあることを認識する必要がある。

      ②ことばの使い方がちがっても、伝わることもある。

じゃんけんゲームをしてみましょう。

リーダーの掛け声でじゃんけんを繰り返す。

訪問者が入ってからは、掛け声以外はしゃべってはいけない。

*ただし、ことば以外の方法ならば、訪問者にルールを教えてもいい。訪問者は、このグループがどのようなルールで、じゃんけんをしていたか、当てる。

α(アルファ)国

グー:手を口にあてる

チョキ:手を鼻にあてる

パー:手を頭にあてる

うれしい時:「ぽー」と言う(じゃんけんで勝ったとき)

ざんねんな時:「ピー」と言う(じぇんけんで負けたとき)

β(ベータ)国

グー:足をとじる

チョキ:片方の足を前に出す

パー:足を開く

うれしい時:「ピー」と言う

残念な時:「ぽー」と言う

ゲームのやり方

  • グループ内でじゃんけんをやってみる。グーチョキパーを何度もやって覚える。声は「じゃんけんぽん」と「ぽー」か、「プー」だけ。
  • グループの一人が、別のグループを訪問する。見ながら、約束ごとを「こうかな」と想像する。参加して見る。訪問したグループの約束ごとを学ぶ。
  •  元のグループに戻った訪問者は、他のグループの約束ごとを自分のグループに報告する。

終了後からのセッション再開

E・Tさん:頭を使いました。観察力が必要ですね。どっちが勝ったかさえ、最初は、わからなかったです。

M・Fさん:ぼけ防止にいいですね。

チャンさん:おもしろかったです。表情をみながらやっているのですが、心の中はわからないとか。自分が正しいと思ったことが逆であったり。

児嶋さん:自分のグループのやり方さえ、覚えられないですね。なかなか。

亀田さん:だれにも先入観があり、むずかしいですね。

真理子さん:「他の国の文化にも価値観を持つ」というのが、このゲームの目的ですが、「じゃんけん」という簡単なゲームでもわかりにくいですね。手の動作での「グー」「チョキ」「パー」を見ているからわかるのですね。

 「じゃんけん」をしている人を見ていても、最初は、それが何を意味するのかさえ、わからない。入り口だけで、奥に何があるのかがわからない。

 他の文化の人を受け入れるには、受け入れ側も頭を切り替えなければ難しいようですね。外から来た人(外国人だけではない)を受け入れるには、お互いを知ろうとし、どうやったらコミュニケーションがとれるかを考える必要があると思います。

 この1ヶ月、オーストリアで過ごしていました。今はZOOMでの対話も多いですが、対面になると、ストレスも多くなり、それに耐えるにはエネルギーが必要ですね。

 現在のように、国を出て人が動く場合には、難しさは変わっていないと思います。その力が弱っているならばその部分を強化していかなければいけないですね。気持ちの柔軟性が必要なので。

M・Fさん:昔、オーストリアに行った時にCaféに行くと、入り口で傘やコートをあずかってくれました。女性はハンドバッグだけ持ってはいるのです。気持ちが良かったことを覚えています。日本とちがっていますね。

真理子さん:外国に行くと、日本人の夫が妻にうしろからコートを着せるのですが、日本に着いたら、夫は自分だけさっさと着て出て行くとか。ヨーロッパでは、レディーファーストが徹底していますね。

M・Fさん:外国の女性は強いのですか?

児嶋さん:強い女性をなぜ守るのかと疑問がわきますが。

真理子さん:アジアの女性は、実際には強いですね。オーストリアでは、シングルマザーも補助が出るので、くらしやすいです。

M・Fさん:ウクライナの現在は、若い女性も志願して兵隊になっているようですね。

真理子さん:スウェーデンでは、男の子も編み物を習い、靴下の穴もつぎはぎしますし、女生徒も工作の時間が平等にあります。これは、できる人はやればいいし、見ている人は、労働に対してねぎらうという形をとっています。

児嶋さん:以前は、日本は女子は家庭科で、男子は技術科とか別れていましたね。現在はどうかな。

真理子さん:私は3人の子どもは皆男の子です。一人暮らしになると自分でしなければならないと思い、料理も裁縫もして、必要な力をつけるようにしてきました。日本の場合は、世代によってちがいがあると思います。テレビを見ていたら、「こんな仕事をしたいが・・」と子どもが言ったら、お母さんが反対していました。このようなことは意味がわからないです。子どもであっても、20才を過ぎていたら、自分の人生に責任を持つというのがあって、ちょっと理解に苦しみました。

E・Tさん:大学生の時に、バイトするのは当たり前だったのに、自分の母親は、「してはいけない」というのです。その理由は、「バイトしてると単位を落とすから」と。こんなことを言われた覚えがあります。

チャンさん:中国では歴史的に、男性が大切という考え方があり、男の子は何もしなくていいと言われてきました。家庭を持つと、男性が給料を家に入れるので、家の仕事をさせてはいけないと言われてきました。そして、夫妻の両方の親が買い物や、子育てを手伝うというのが普通でした。現在は、女性も仕事をしに外にでるので、30才台や40才台の夫婦は変わってきていると聞いていますが。

真理子さん:40才台までは仕事を優先してきたと思いますが、コロナ禍で考え方が多少変わり、最近は家庭が大切と思うひとが増えて来たようです。50才以上が初めて、仕事が大切という答えが多くありました。

M・Fさん:外国に行ったときに地下鉄で切符を買っていたら、男性が近づいてきて、「どこまで行くの?」と聞かれ、代わりに買ってくれました。でもその釣りも持って行ってしまいました。その後に女性が来て、切符を買っているのを見ていたら、他の人がこないように友人が番をしているのです。これは常習犯がいるのかと驚きました。

亀田さん:オーストリアの国歌のエーデルワイスを英語ですが歌って見ましょう。携帯から音楽を出します。日本ではこの歌はよく知られていますが、国歌だと知っていましたか?その後、ハプスブルグ家の家系図を見てください。1273年から650年にわたって中欧ヨーロッパを支配してきました。マクシミリアン1世の「戦いは他のものにさせるがよい。汝、幸あるオーストリアよ、結婚せよ」ということば通り、戦争ではなく、結婚政策によって判図を広げていったと書いてあります。参考に。 

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